#1 火災の発生からフラッシュオーバーまで

火災の定義 「火災」とは、人の意図に反して発生し若しくは拡大し、又は放火により発生して、消 火の必要がある燃焼現象であって、これを消火するために消火施設又はこれと同程度の 効果のあるものの利用を必要とするもの、又は人の意図に反して発生し若しくは拡大し た爆発現象をいう。〈消防庁 火災報告等取扱要領より〉

火は私たちの生活において、欠かせないものです。しかし、役に立つのは人間のコントーロール下である事が前提なのです。
ではここで【燃える】と言う事について、一般的な木造住宅で発生した火災について考えてみましょう。
「燃える」と言う現象は、一般的に発火して炎が出ている状態を指している場合が多いのですが、まず最初は炎が出ない状態いわゆるくすぶって煙を出し始める「燻焼くんしょう状態」が続く事もあります。やがてそれが炎を出して「着炎状態」になります。
この着炎状態になると、カーテンや紙くずなどの屋内にある燃えやすいものに移りやすくなる為、本格的な火災へとつながって行きます。
現代の私たちの生活には沢山のプラスチック製品があり、それらは木材より煙の発生量も多く発熱量も大きくなります。
火災によって、建物内の温度は上がります。特に天井や壁の上部が激しく加熱されるので、そこから加熱分解がすすみ可燃性ガスの放出が始まります。
可燃性のガスが充満する事や加熱などでのガラス等の破損、またはドアを開けるなどして新鮮な空気が入ると、充満していた可燃性のガスにより、爆発的な着火現象が起こります。これを「フラッシュオーバー」と言います。フラッシュオーバーの瞬間は、通常800〜1000℃程度の高温に達して、火炎は一気に床面付近まで降下します。
フラッシュオーバー以降、一気に火災は拡大します。火災の成長により窓ガラスなどの破損により開口部ができると、そこからまた外からの空気が流入し続け燃焼を助けます。火災は最盛期となり消火は困難になってきます。

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